ANAマイルの価値ってどのくらい?国際線/国内線別に検証しました。【2018年版】
ANAマイルはどのくらいの価値があるのでしょうか?マイルの価値は使い方や時期、行先によって価値が変わってきます。
例えば・・・・
※貯めたマイルをどのクラスの搭乗券に交換するのか?
・エコノミークラス?、ビジネスクラス?、ファーストクラス?
※どこに行くのか?
・ハワイ?、シンガポール?、ロサンゼルス?、国内?、その他・・・
※いつ行くのか?
・ハイシーズン?、レギュラーシーズン?、ローシーズン?
上記のように条件によって、エアチケットの値段が変動するため、一概に「マイルの価値は〇〇です」と言い切ることはできません。
ここでは、マイルが目安としてどのくらいの価値があるのかを検証して行きたいと思います。
- ANAマイルを国際線エコノミークラスの搭乗券と交換する場合、お金に換算するといくらの価値になるのか?
- ANAマイルを国際線ビジネスクラス、ファーストクラスの搭乗券と交換する場合、お金に換算するといくらの価値になるのか?
- ANA国際線の必要マイル数
- 国内線のマイルの価値を検証する
- ANA国内線の必要マイル数
- ANAマイルの価値~まとめ~
ANAマイルを国際線エコノミークラスの搭乗券と交換する場合、お金に換算するといくらの価値になるのか?
まずは国際線のエコノミークラスで利用する場合の価値を検証してみます。
検証①≪成田⇔サンフランシスコ≫
【成田 ⇔ サンフランシスコ】を往復する場合を例に検証します。
この往復便を普通に現金で購入するといくらで購入できるかをANAのサイトで確認してみました。
何件か確認しましたが、上記が172,020円で最安値でした。【2017年3月現在】
一方、必要マイルは、45,000マイル(レギュラーシーズン)となりますので、
この場合だと1マイル当りの価値は、約3.8円となります。
172,020円 ÷ 45,000マイル
検証②≪成田⇔ホノルル≫
【成田 ⇔ ホノルル】を往復する場合を例に検証します。
私が確認する限りでは、上記が89,020円で最安値でした。【2017年3月現在】
一方、必要マイルは、40,000マイル(レギュラーシーズン)となりますので、
この場合だと1マイル当りの価値は、約2.2円となります。
89,020 ÷ 45,000マイル
サンフランシスコとハワイでは、随分と差が出てしまいました。
もう一つ検証してみます
検証③≪成田⇔香港≫
【成田 ⇔ 香港】を往復する場合を例に検証します。
私が確認する限りでは、上記が51,320円で最安値でした。【2017年3月現在】
一方、必要マイルは、20,000マイル(レギュラーシーズン)となりますので、
この場合だと1マイル当りの価値は、約2.6円となります。
51,320円 ÷ 20,000マイル
3つの検証をしましたが、それぞれ違う結果がでました。ハワイと香港はそれほど差が出ませんでしたが、サンフランシスコは単価が3.8円とマイルの価値が跳ね上がりました。ちなみに、ニューヨークやロンドンも調べてみましたが約3.8円の価値がありました。
このように、エコノミークラスで利用する場合でも、2.2円~3.8円と幅があることがおわかり頂けと思います。ですので、マイルの価値を決定づけるのは難しく、その状況に応じて変動します。私の場合は、この先ハワイを中心とした海外旅行を考えているので、マイルの価値は2.2円~2.5円くらいを基準に考えています。
みなさんも、それぞれ状況に応じた価値を算出して、マイルの価値を検証し、効率的で計画的なマイルライフを送って下さい。
ANAマイルを国際線ビジネスクラス、ファーストクラスの搭乗券と交換する場合、お金に換算するといくらの価値になるのか?
ここからは、ビジネスクラスとファーストクラスのマイル価値の検証をしてみます。
まずビジネスクラス。エコノミークラスと同じ時期の【成田⇔サンフランシスコ】ビジネスクラスの料金は以下でした。
金額にするとエコノミーの約4倍に跳ね上がりました。
必要マイルはいくらかというと、85,000マイルです。エコノミーの1.7倍ですので、この時点でマイルを利用することが如何にお得かがはっきりわかります。
1マイル当りの価値は、約8.29円となります。
705,020円 ÷ 85,000マイル
マイルの価値もエコノミーと比べて約2倍になりました。
続いてファーストクラス。エコノミークラスと同じ時期の【成田⇔サンフランシスコ】ファーストクラスの料金は以下でした。
ここまで来ると、一般人にとっては非現実的な世界です^^;
金額にするとエコノミーの約10倍、ビジネスの約2.4に跳ね上がりました。
必要マイルは、150,000マイルです。エコノミーの3倍、ビジネスの約1.8倍です。
1マイル当りの価値は、約11.5円となります。
1,725,020円 ÷ 150,000マイル
マイルの価値もエコノミーと比べて約3倍になりました。
やはり、現金とマイルでは、マイルの方が圧倒的に効率が良いことがわかります。
現金でファーストクラスに乗る場合、エコノミークラス10回分の料金が掛かるのに対し、マイルだとエコノミークラスの3回分です。3回分(150,000マイル)だと現実味がありますよね。
ANA国際線の必要マイル数
参考で、ANA 国際線の必要マイル数を張っておきます。(2017年9月現在)
国内線のマイルの価値を検証する
ここからは、国内線のマイルの価値を検証していきたいと思います。
検証は、羽田⇔沖縄を例に行いたいと思います。
検証① 羽田⇔沖縄の正規料金
まず、羽田⇔沖縄の片道正規料金(レギュラーシーズン)は、『45,800円』です。正規料金でチケットを購入する方は少ないと思いますすが、まずは正規料金におけるマイルの価値を羽田⇔沖縄の計算します。
羽田⇔沖縄(片道)のレギュラーシーズンにおける必要マイル数は、8,000マイルとなります。
よって、マイルの価値は、
1マイル当りの価値は、約5.73円となります。
45,800円 ÷ 8,000円
検証② 羽田⇔沖縄の最安料金
次に羽田⇔沖縄の最安値料金で検証してみます。
羽田⇔沖縄の最安値料金を検索すると、『8,990円』でした。
※レギュラーシーズン(2017年9月現在)
羽田⇔沖縄(片道)のレギュラーシーズンにおける必要マイル数は、同じく8,000マイルとなりますので、マイルの価値は、
1マイル当りの価値は、約1.12円となります。
8,990円 ÷ 8,000マイル
検証③ 羽田⇔沖縄の標準的な料金
最後に、羽田⇔沖縄の標準的な料金で検証してみます。
標準的な料金というのは、ANAの旅割料金で比較的多い料金帯を平均した料金ということで私が独断で決めた料金です^^;
レギュラーシーズンの旅割で、最も多い料金帯は『14,000円~18,000円』でした。
※2017年9月現在
ですので、標準的な料金は、『16,000円』とさせていただきます。
この料金でマイルの価値を計算すると、
1マイル当りの価値は、約2円となります。
16,000円 ÷ 8,000マイル
ANA国内線の必要マイル数
参考で、ANA 国内線の必要マイル数を張っておきます。(2017年9月現在)
ANAマイルの価値~まとめ~
- 国際線エコノミークラスにおけるマイルの価値は、4円~2円。
- 国際線ビジネスクラスにおけるマイルの価値は、8円超。
- 国際線ファーストクラスにおけるマイルの価値は、10円超。
- 国内線エコノミークラスにおけるマイルの価値は、5.73円~1.12円。
《 私の見解》
基準となるマイルの価値は、最も利用頻度の高いエコノミークラスで判断するのが妥当だと思います。私の場合、国際線については、ハワイ行きを基準に考えようと思います(2.2円)。また、国内線についても、先に検証した最も標準的な料金で検証したマイルの価値が妥当だと考えます(2円)。
よって、ANAマイルの価値は、2.2円~2円と考えるのが妥当
また、ビジネスクラスやファーストクラスを利用する場合のマイルの価値は『8円以上』となります。
このようにマイルの価値は1マイル=1円ではないので、年に1回でも飛行機に乗るような方は、マイルを貯める価値が大いに高いと結論付けられます。