新ANAマイル交換ルート「JQみずほルート」はANAマイル還元率70%/移行期間は最短24日~ポイントサイト/ワールドプレゼント/JRキューポ/永久不滅ポイントを活用~
この記事では、ANAマイル交換率70%、最短24日でANAマイルに交換可能な『JQみずほルート』について詳しく解説致します。
多くの陸マイラーがANAマイルを貯める手段としてメインとも言える活動は、各種ポイントサイト(ハピタス、ちょびリッチなど)で貯めたポイントをANAマイルに交換することです。2018年3月末までは、各種ポイントサイトからANAマイルへの交換率が90%という驚異の交換率を誇るソラチカルートがありますが、メトロポイントがドットマネー、Pex、Gポイントとの提携を解消することで、交換率90%のソラチカルートが途絶えることとなります。
2018年4月以降のANAマイル交換ルートとして、現在、最も有力なのが、唯一、ソラチカルートで生き残ったLINEポイントルートですね。各種ポイントサイトからANAマイルへの交換率は81%とこれまでの交換率から9%のみのダウンで、相変わらず高い交換率を維持されているルートです。
※2018年4月6日更新
ちょびリッチがGポイントに直接交換できるようになりました。
しかし、LINEポイントも、いつ、メトロポイントとの提携が解消されるかわからない状況と噂されています。そこで、このLINEポイントルートが使えなくなった場合に、代替するルートとして話題になっているのが、ANAマイル交換率70%のnimocaルートですね。
ですが、nimocaルートは、ANAマイルへの交換方法がアナログ対応で交換機を利用する必要があります。さらに、この交換機は、九州(福岡、大分、宮崎、熊本)と北海道(函館)にしかありません。交換機が設置されている地域の方にはとても嬉しいことですが、その他の地域にお住まいの方にとっては、なんとも不便な交換方法です。
そこで紹介したいのが「JQみずほルート」です。
「JQみずほルート」は、nimocaルートと同じ70%の交換率でPCやスマホから簡単な手続きでANAマイルに交換できるルートとなります。
この『JQみずほルート』は、一部のブログでも紹介されていますが、実際のANAマイルへ交換手続きなどを詳しく記載された記事はほとんどありません。
この記事では、実際に私が、このルートを使ってANAマイルに交換した実績をもとに手続きなどを解説していきたいと思います。
JQみずほルートの概要
このルートは、ANA VISAカード、JQ CARDセゾン、みずほマイレージクラブ/ANAカード(以下、みずほANAカードと記載)の3枚を組み合わせて、ANAマイルに交換するルートで、これまであまり活用されていなかったルートです。
※ANA VISAカードは、一般、ゴールド、プラチナいずれにのカードでも可
それでは、順を追って説明します。
みずほANAカードの特徴
この「JQみずほルート」で最も重要なポイントは、みずほANAカードのみが持つ「ANAマイル交換率優遇の特典」です。みずほANAカードは、クレジットの利用で永久不滅ポイントが貯まるのですが、みずほANAカード会員限定の特典として永久不滅ポイント100P=350マイル(交換率70%)に交換することが可能です。「JQみずほルート」は、この特典を活かしたANAマイル交換ルートとなります。
通常、永久不滅ポイントをANAマイルに交換する場合は、100P=300マイル(交換率60%)となります。
※永久不滅ポイント1p=5円
JQ CARDセゾンの特徴
次にJQ CARDセゾンについて説明します。さきほど説明したみずほANAカードの「ANAマイル交換率優遇の特典」を活かすためには、ポイントサイト等で貯めたポイントを永久不滅ポイントに交換する必要がある訳ですが、このJQ CARDセゾンはその重要な役割を果たしてくれるカードとなります。
JQ CARDセゾンで貯まるポイントは「JRキューボ」です。
「JRキューボ」は、2017年7月に登場した新しいポイントサービスでJR九州が運営しています。
JQ CARDセゾンは、このJRキューボと永久不滅ポイントの相互交換(等価)が可能となっています。また、JRキューボはポイントサイトのGポイントとも等価交換が可能となっており、各種ポイントを永久不滅ポイントに繋ぐハブとして重要な役割を果たすカードとなります。
※Gポイントは交換手数料5%が発生しますが、手数料をキャッシュバックする方法があります。詳細は後ほど記載。
ここまでの説明を図にまとめると以下のようになります。
ここまでの説明で、Gポイントに各種ポイントが集まれば、「JQみずほルート」が利用できることはご理解頂けたと思います。次に各種ポイントをGポイントにどのようにして集める?を解説します。
ANA VISAカードの特徴
Gポイントに各種ポイントを集める役割を果たすのがANA VISAカードです。ANA VISAカードで貯まるポイントは、「ワールドプレゼントポイント」と言いますが、その中でもここで利用するのは、「ボーナスポイント」という種類のポイントとなります。ただ、ワールドプレゼントポイントとボーナスポイントの関係については、ここではあまり意識する必要がありませんので、この記事では「VISAボーナスポイント」と記載して説明していきます。
実はGポイントは、陸マイラーが利用している各種ポイントサイトからGポイントに交換できる提携サイトが少ないんですね。そこで、Gポイントに繋ぐハブとして重要な役割を果たすのが「VISAボーナスポイント」となります。
「VISAボーナスポイント」は、Gポイントと等価で相互交換ができます。そしてもう一つ、ポイントサイトのPexと等価で相互交換ができることも大きなメリットです。
ご覧のように陸マイラーご用達の各種ポイントサイトの多くは、Pexに交換することが可能です。そして、Pexは「VISAボーナスポイント」に交換することが可能ですので、ANA VISAカードが、重要な役割を果す事がお分かり頂けると思います。
JQみずほルートの手順概要まとめ
これまで説明してきた各カードの特徴を繋げるとJQみずほルートの完成です。
まとめると以下のようになります。
- 各ポイントサイトからPexに移行(等価)
- PexからVISAボーナスポイントに移行(等価)
- VISAボーナスポイントをGポイントに移行(等価)
- GポイントをJRキューポに移行(等価)
- JRキューポを永久不滅ポイントに移行(等価)
- みずほANAカードを利用して永久不滅ポイントをANAマイルに移行(70%)
図にすると以下のようになります。
交換手続きが多くなりますが、すべてPCやスマホから手続きが可能で、ANAマイルへの交換ポイント数に上限もないため、nimocaルートに十分対抗できるルートだと思います。
JQみずほルートの移行手続き
このルートの移行手続きについて具体的に説明しているサイトがなかったので、わたくし、JQ CARDセゾンとみずほANAカードを新規発行してANAマイルに交換手続きをしてみました。
ちなみに私は、陸マイラー活動のメインカードとしてANA VISAワイドゴールドカードを使用していますので、ANA VISAカードを新規発行する必要ありませんでした。
今回私が実際にANAマイルに交換したのは、先に記載した手順③(VISAボーナスポイント)以降の手続きとなります。
VISAボーナスポイントからGポイントへの移行手続き
VISAボーナスポイントからGポイントの移行は下記条件で移行可能です。
- 移行レート:VISAボーナスポイント1p=5Gポイント
- 移行単位:200p以上100p単位
- 移行所要期間:即時
- 手続き:PC/スマホから簡単な操作で可能
GポイントからJRキューボへの移行手続き
GポイントからJRキューボの移行は下記条件で移行可能です。
- 移行レート:Gポイント1p=JRキューボ1p
- 移行単位:100p以上100p単位
- 移行所要期間:1日~2日
- 手続き:PC/スマホから簡単な操作で可能
※Gポイントから移行する際に移行手数料5%が掛かりますが、手数料をキャッシュバックする方法があります。手数料のキャッシュバックについては、この記事の最後に記載しています。
※仮に1,000pを移行申請する場合は、手数料5%をプラスした1,050ポイントが必要となります。
JRキューボから永久不滅ポイントへの移行手続き(移行申請)
事前準備としてJQ CARDセゾンがお手元に届いたら『JR九州WEB会員登録』を実施(こちら)して下さい。
JR九州WEB会員に登録すれば、そのあとの移行手続きはJRキューポのWEBサイトからPC/スマホを利用して簡単に手続きが可能です。
- 移行レート:JRキューボ1,000p=永久不滅ポイント20p
- 移行単位:1,000p以上1,000p単位
- 移行所要期間:1日~2日
JRキューポから永久不滅ポイントへの移行手続き(ポイント移行結果の確認)
永久不滅ポイントについて補足説明
繰り返しになりますが、私がここで伝えたいことは、永久不滅ポイントは、2種類存在するが、システムが統合されたため利用者側(私達)から見た場合、2種類を意識する必要はないということです。よって、JRキューボから永久不滅ポイントに交換する際は、UC/セゾンの区別はなく、単に「永久不滅ポイントへの交換申請」となり、2つのメンバーサイトのどちらからでもポイントの移行結果が確認できるということです。
永久不滅ポイントからANAマイルへの移行手続き
ここから説明する永久不滅ポイントからANAマイルへの移行手続きは、さきほど説明した2つのメンバーサイトを使い分ける必要がありますので、ご注意ください。
まず、移行条件は以下となります。
- 移行レート:永久不滅ポイント1p=3.5マイル
- 移行単位:100p以上100p単位
- 移行所要期間:最短20日(月末締、翌月20日反映)
- 移行上限ポイント数:なし
月初に移行申請すると、翌々月の20日まで反映されないので、移行申請締日を意識して移行処理する必要がありますね。
移行申請手続き
移行申請手続きについては、UCとセゾンのメンバーサイトを使い分ける必要があります。みずほANAカードはUCカード系になるので、「アットユーネット」で管理されています。そして今回紹介している「JQみずほルート」は、みずほANAカードのみが持つ「ANAマイル交換率優遇の特典」を利用するものです。
つまりは、ANAマイルへ移行申請は、「アットユーネット」から実施する必要があるということです。セゾンの「NETアンサー」では、みずほANAカードは管理されていないので、「ANAマイル交換率優遇の特典」を受けることが出来ないのです。
下の画像は、セゾンの「NETアンサー」からANAマイルへ交換申請する画面です。
ご覧のように「NETアンサー」では、永久不滅ポイント100P=300マイルとなっています(マイル交換率60%)。こちらから申請すると、みずほANAルートの意味がなくなるので、こちらからは申請しないようにして下さい!
一方、下の画像は、UCの「アットユーネット」からANAマイルへ交換申請する画面です。
ご覧のように、こちらは、みずほANAカード限定で永久不滅ポイント100P=350マイル(ANAマイル交換率70%)となっています。よって、ANAマイルへの移行申請は、必ず、「アットユーネット」から実施して下さい。
ANAマイルへの移行期間まとめ
VISAのボーナスポイントからANAマイルに交換は、最短24日で可能です。手続きもPCやスマホから簡単に申請することができました。
- VISAボーナスポイントからGポイントへの移行は即日
- GポイントからJRキューボへの移行は2日
- JRキューボから永久不滅ポイントへの移行は2日
- 永久不滅ポイントからANAマイルへの移行は最短20日
JQみずほルートのまとめ
結論から申しますと、JQみずほルートはかなり使えるANAマイル交換手段だと思います。ANAマイル交換率のみで考えると、LINEポイントルートが抜けていますので、このルートが存続している間は、LINEポイントルートがメインで考えて良いと思います。
しかし、次に考える移行ルートとなると、JQみすほルートがかなり有力なのではないでしょうか?
ANAマイル還元率は、nimocaルートと同じ70%です。ですが移行期間は、現在のソラチカルートやnimocaルートは1ヶ月以上(約50日)掛かりますが、JQみずほルートはその半分の日数(最短24日)で移行可能です。また、移行手続きもPCやスマホから簡単に申請が可能ですので、2番手の移行ルートとして十分使えるルートと言えるでしょう!移行期間を考えるとメインルートして利用するのも「あり」だと思います。
以上、「JQみずほルート」についての解説でした。
新ANAマイル交換ルート~番外編~
こんなルートもあります。
「VISAボーナスポイント」から直接ANAマイルに交換する方法です。
このルートは、ANAマイル交換率は60%と少し低下しますが、短期間(約3日)でANAマイルに交換することが可能です。
- 移行レート:1P=3マイル(1P=5円)
- 移行単位:1P以上1P単位
- 移行上限:なし
- 移行所要期間:オフィシャルでは約1週間と記載されていますが、約3日で移行可能
- 移行申請方法:PCまたはスマホから簡単に手続きが可能です。
※ANA VISAカードは、一般、ゴールド、プラチナ、いずれのカードでも可。
ANAマイルが急に必要となった時などに活用できますね
PEX⇒ANA VISAカード⇒Gポイントのルートが最重要
ここまで説明して来た「JQみずほルート」そして、当面は有力ルートとして考えられる「LINEポイントルート」ですが、いずれのルートも「ANA VISAカード」とポイントサイトの「Gポイント」「Pex」が交換ルートのハブとして重要な役割を果たしていることがわかりますね。
図で確認すると以下のようになります。
JQみずほルート
LINEポイントルート
今後は、ANA VISAカード、Gポイント、Pexは、陸マイラーにとって押さえておきたいクレジットカード/ポイントサイトとなりまので、新規入会/会員登録をしておきましょう!
ANA VISAカードにお得に新規入会する方法
ANA VISAカードへの新規入会については、下記の記事にまとめておりますので、新規入会をご検討の方はご確認ください。
happylife-happymile.hateblo.jp
マイ友プログラムについては下記に詳しくまとめております。
happylife-happymile.hateblo.jp
補足①~みずほANAマイレージクラブカード
みずほANAマイレージクラブカードの主な特徴を簡単に記載しておきます。
- 年会費永年無料
- みずほ銀行のキャッシュカードとクレジットカードの一体型カード。
- クレジットカードの発行条件としてみずほ銀行に口座を解説する必要がある。
- クレジットカード利用で貯まるポイントは、UCの永久不滅ポイント。
- カードの特典に、永久不滅ポイントを高レート(交換率70%)で交換できる特典がある
- 取引状況に応じて、みずほATM/イオン銀行ATMの時間外手数料が無料
- 取引状況に応じて、コンビニATM(イーネット・ローソン・セブン銀行)の利用手数料/時間外手数料が月4回まで無料
補足②~JRキューポ/JQ CARD
JRキューポ/JQ CARDの特徴を簡単に記載しておきます。
- JRキューポは、2017年7月登場した新しいポイントサービス。
- JR九州の3つのポイントが統合されて誕生したポイントサービス。
- ポイントサイトのGポイントと等価交換が可能
- JQ CARDはJR九州が発行しているカードで、計5種類のカードがある。
- ここで紹介しているのは、5種類の中の1つ、「JQ CARDセゾン」。
- このカードは、セゾンの永久不滅ポイントとJRキューボの相互交換が可能。
- この結果、Gポイント=JRキューポ=永久不滅ポイントが等価で交換するルートが開かれました。
- 年会費は初年度無料。2年後以降は年1回のカード利用で無料、カード利用がない場合は、1,250円(税抜)の年会費が発生。
サービス名 | ポイント | 金額換算 | LINE経由 ANAマイル換算 |
---|---|---|---|
ちょびリッチ | 6,500pt |
3,250円 |
2,632マイル |
Gポイント | 2,750pt | 2,750円 | 2,228マイ |
ハピタス | 2,400pt | 2,400円 | 1,944マイル |
モッピー | 2,000pt | 2,000円 | 1,620マイル |
補足③~Gポイントの交換手数料を実質無料にする方法
Gポイントからの交換について補足があります。GポイントからLINEポイントやJRキューポに交換する際、一律、交換手数料5%の交換手数料が掛かります。
ですが、この手数料は、以下の条件を満たすとキャッシュバックされるため実質無料にすることが可能です。
-
対象となるサービス・お買い物の広告利用が1件以上「承認されている」
- 交換申請の前月1日~交換申請月の4ヶ月後末日までが対象
獲得するポイント数は決められていないので、対象の広告利用を1件承認されれば大丈夫です。
※Gポイントを経由して楽天市場でショッピングでもOK
また、「手数料を取り戻せる」タイミングは、対象広告が承認された時期によって扱いが変わってきます。
- ポイント交換完了時に広告対象アクションの加算が確認できた場合は、交換完了後1日以内にポイントバックさます。
- 交換完了後に広告対象アクションの加算が確認できなかった場合は、広告対象アクションのポイント加算後2~3日以内にポイントバック
以下はポイントがキャッシュバックされた際の明細です。
以上です。